歯の根元の黒ずみに要注意!その原因とリスク

 

あけましておめでとうございます、院長の水田です。

皆さんはお正月をどのように過ごされましたか?

 

子どもの頃は、冬休みの宿題で

書き初めをした人も多いかと思います。

 

新年の抱負や目標を

太い筆で書きましたよね。

 

さて、書初めは

「白い紙に墨の文字」が映えます。

しかしこれが、

「白い歯に黒い汚れ」だとしたら、

間違いなく悪目立ちしてしまいます。

 

実は、もし歯が黒くなっていたら、

見た目の問題だけでなく、

むし歯や歯周病などの

注意が必要です!

 

そこで今回は、特に

【歯の根元】が黒くなる3つの原因や対処法

ご紹介していきます。

 

 

原因1:根面むし歯

 

歯の根元が黒くなる原因として、

まず考えられるのが

「根面むし歯」です。

 

これは、歯ぐきが下がることで

露出した根面(歯の根元)に

できるむし歯で、

大人に多く見られます。

 

 

 

一般的なむし歯と異なり、

根面むし歯は痛みを感じにくいため、

発見が遅れてしまうこともあります。

 

歯の上部が健康に見えても、

根元を取り囲むように

むし歯が進行しているケースも

実は少なくありません。

 

また、通常のむし歯と比べて

治療が難しく、

治療後も再発しやすいという

特徴があります。

 

 

原因2:縁下(えんか)歯石

 

歯の根元が黒くなる

もう1つの原因は

「縁下歯石」です。

 

これは歯周病が進行して

歯と歯ぐきの間のみぞ(歯周ポケット)が

深くなったところにできる歯石です。

 

歯の表面につく白い歯石とは異なり、

縁下歯石は黒みがかった茶色をしています。

 

 

 

縁下歯石には歯周病の原因となる細菌が

大量に含まれているため、

放っておくと歯周病がさらに

悪化してしまう危険があります。

 

また、一般的な白い歯石よりも

ずっと硬く、歯みがきなどで

取り除くことは困難なため、

歯科医院での歯石除去

必須となります。

 

 

原因3:かぶせものの土台(金属)が見えている

 

歯の根元の黒ずみは

「むし歯」や「歯石」以外にも、

かぶせものが原因

生じることがあります。

 

年月とともに

かぶせものと歯の間にすき間ができたり、

歯ぐきが下がったりすると、

かぶせものの内側にある

金属の土台が見えてしまい、

それが黒く目立ってしまうのです。

 

 

 

このような状態は

見た目の問題だけでなく、

かぶせものと歯の間のすき間から

新たなむし歯(二次むし歯)

発生してしまう危険があります。

 

とくに歯の神経を抜いている場合は、

痛みを感じることができず、

気づかないうちに

むし歯が進行してしまうことも

少なくありません。

 

 

放置は禁物!気になったらすぐに受診を

 

歯の根元の黒ずみは

痛みなどの症状がないため、

気づいていても

「痛くない」「気にならない」という理由で

放置してしまいがちです。

 

しかし、その黒ずみは

単に見た目の問題にとどまらず、

歯の健康を脅かすサイン

可能性があります。

 

放っておくと自身の大切な歯を

失うことにもなりかねないため、

気がついたら

早めに歯科医院を受診しましょう。

 

 

医療法人心誠会 あらき野歯科クリニック
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