歯の大事さ

スタッフの大久保です。

先日、祖母の御墓参りに行ってきました。

生前の祖母は90過ぎても全て家事をこなし膝と耳が遠い以外は健康な人でした。

ある日転んでしまい入院し、お医者さんからは覚悟して欲しいと伝えられました。肋を骨折しただけなのに死んでしまう?!ととても不思議に思いました。

その言葉が日を立つことに理解出来ました。

骨折した間、寝ていると体力はなくなり、起き上がれない、歩けない、食べれないということでした。

1日1日が体力を奪い、痴呆が進んでいくことでした。

転ぶ前まで自分で全て何事もしていた祖母がまるで信じられませんでした。

病院から退院したいととても強く希望した祖母を尊重し家での介護が始まりました。

家での介護をする母は初めての事でとても大変でした。

ベッドを用意するのもご飯にしてもオムツの交換も初めての事ばかり。

本当にヘルパーさん、ケアマネさんにはお世話になり心の支えになりました。

 私が思ったことですが、

祖母は総入れ歯でした。

体力が衰えると歯肉は痩せ入れ歯は合わなくなり食事も難しくなりました。

一本でも歯が残っていたら、、と少しでも入れ歯が安定したのにと歯の大切さを本当にこの時思いました。

そして、痰を取る難しさ。毎日歯科医院で働いているのに肝心な時何も出来ない自分がいました。

健康な時は歯の一本一本を、あまり気にかけることがないと思います。

口の中は自分で確認出来る一番大事な所です。

もし、体力が無くなった時栄養を取ることは一番重要なことです。

点滴の栄養でなく、自分の好きなもの。美味しいもの。食べたいもの。

それだけで自分の生きる力も湧いてくるし、そして家族も美味しいものを食べている姿を見ると嬉しくなります。

食事をとった後、就寝の前、、

歯ブラシするのは面倒くさい、私も毎日思います。

ですが祖母から教わったことだと思い改めて歯磨きを頑張って祖母以上に健康で美味しいものを食べて長生きしたいと思います!