唾液の働き
唾液の働きは大きく分けて3つあります。
一つ目は、お口のPHを整えます。
お口に食べ物が入ると、お口のPHは酸性に傾きます。
特に糖質は、そのスピードを加速します。酸性になると歯が溶け出します。
そこで唾液の出番です。唾液の分泌により、この酸性が中和されます。
2つ目は、洗浄・抗菌作用です。唾液はお口の汚れを洗い流します。
唾液中の免疫物質がお口の細菌を除去します。
3つ目は修復作用です。唾液の中のリンやカルシウムが歯の表面に付着し
再石灰化という現象を起こします。
唾液は様々な作用で、私たちの健康を守ってくれています。
ご高齢になられますと、唾液を作る細胞が委縮して、唾液量が減少し
お口が渇く事があります。これをドライマウスといいます。
お口には、潤いが必要です。
渇く感じがしたら、お水やお茶でお口を漱いで下さい。
どうしても気になる方には、人工唾液を処方致します。
唾液を沢山出す秘訣は、よく噛むことなのです。
まず、よく噛めるかみ合わせを獲得する為に歯科医師へご相談下さい。